皆さん初めまして!YAC神奈川写真サークルのシミザーです。
このサイトの編集長に「ブログ書かせてください!」と言ったら、
「YOUはキャラが薄すぎるよ。え?フィルムキャメラを使ってる?なら『レトロの貴公子』だ。ね、決まりね。」
と言われたので、今日からレトロの貴公子としてよろしくお願いします。
そう、私は
フィルムカメラユーザー
なのです。
実は私は中学高校と写真部で、暗室でピチャピチャとモノクロフィルムの現像なども行っておりました。
一時期はデジタルに浮気していたのですが、つい昨年頃よりフィルムの世界に戻ってきたところです。
フィルムカメラは難しい?
フィルムカメラ、最近流行っているそうですよ。
この間も私、ある写真屋さんに女子高生が写ルンですを持ち込んでいる姿を目撃しました。
でも、「フィルムカメラって難しいんじゃないかな・・・」「ちゃんと写ルンですか?」「諸君らが愛したフィルム写真は死んだ!」って考えてる方、多いと思います。
そんなことはありません!!!
そこで今回は、私が今まで撮影してきた写真の中から、フィルムの良さが伝わる写真を何枚かご紹介します。
写真はほぼ全て散歩しながら撮ったような写真です。
近未来都市みなとみらいを切り取れ!
そんなわけで、神奈川が誇る近未来都市、横浜みなとみらい周辺の風景をフィルムで切り取りました。
みなとみらい駅の天井を仰いだところ、カラフルな配管(のオブジェ?)が。
駅は基本的に暗いのでフィルムカメラの苦手な場所なのですが、蛍光灯の照明がスポットライトのようになり、雰囲気が出たと思います。
こちらはご存知クイーンズスクエア。平日昼間だったので人は少なめです。
手前の人影は完全に黒。フィルム写真は黒がきちんと「真っ黒」に見えると思いませんか?
マークイズの屋外カフェにいたフクロウさんとカラスさん。
フクロウの眼の黄色が良いアクセントになっていると思います。
マークイズの中にいたマネキンさん。屋内なので厳しい環境でしたが、暖色系の照明の効果もあって
非常に温かみのある写真になりました。
以上の写真は、「Konica C35」というコンパクトカメラで撮影しました。
このカメラ、見た目は可愛いですが、レンズの描写力はなかなかのものです。
続いてはちょっと変わったカメラでみなとみらいを切り取ってみました。
これはOLYMPUS PEN EES-2という50年ほど前のカメラで、フィルム1コマで2コマ分撮影できる(つまり27枚撮のフィルムで54枚撮影できる)ハーフカメラという種類のカメラとして当時は大ヒットしたそうです。
ここで「おや?」と思ったそこのあなたは、オリンパスのミラーレスカメラのユーザーのはず。
そうです。OLYMPUS PENという名前は、元々はフィルムカメラにつけられていたのです。
こんな感じで、1コマのサイズに縦2枚の写真が撮れます。
レンズのせいかフィルムのせいか、ちょっとパステル調に写りますね。
大さん橋の近くからパチリ。縦長写真という制約を活かして撮影してみました。
黄色が映えます。
大さん橋にて。この日はまだ寒い時期だったのですが、とても天気の良い日でした。
そして、50年前のカメラとは思えない、鮮やかなコントラストです。青系が綺麗に出ています。
自宅スキャンなので、ホコリがちょっとついちゃいました。いや、ホコリではありません。あえて言おう。カスであると。しかし、これこそがフィルムカメラ、これこそがレトロの貴公子の誇りである。ホコリだけに。←結局ホコリ
大さん橋周辺ををお散歩しながらパチリ、パチリ。日差しが柔らかく感じられますね。
OLYMPUS PENは小さくて軽いので、スナップには最適です。
さて、これらの写真、もちろん一切加工はしていません※。
レンズとフィルムがそれぞれ持つ性格が掛け算されて起こる、光のマジックです。
※写真店でのネガデータ化時のオペレーター補正は入っています
そんなわけで、フィルムで撮った写真をたくさん見ていただきました。
「デジカメと変わらないんじゃない?」「なんかレトロっぽい!」
色々なご感想をお持ちのことと思いますが、「こんな写真が撮れるんだ!」ということを知っていただけるだけで嬉しいです。
実は先日も撮影会でYACメンバーのある方にフィルムカメラを貸していたのですが、その写りに非常に感動してくれました。
そうです。何事もチャレンジです!
私も貴公子キャラにチャレンジしています。(そしてもうやめたい…)
さあ、フィルム写真に少しでも興味の出てきたそこの貴方!
YACの扉をノックしてみてください!
きっと新しい写真の世界がそこにはあります!
それでは、フィルムの貴公子でしたー( ‘ jjj ’ )/
またお会いしましょう!