こんにちは。ミナです。
だんだん暖かくなって撮影日和が増えてきましたね!
さて、今回は撮影会、ではなく、私の地元・神奈川の写真屋さんを紹介いたします!
「突撃・隣の写真屋さん!」ということで、横浜駅の相鉄ジョイナス1Fにある、カメスズさんこと「カメラはスズキ」を取材してきました!
カメスズさんは、相鉄ジョイナス、横浜元町、反町で3つの店舗を展開する、横浜市密着の写真専門店。
実は私たちYACが「オールドレンズ撮影会」「フィルムカメラ撮影会」などでお世話になっているお店でもあるんです。
まるで雑貨屋さんのような店内には、フィルムやアルバム、カメラアクセサリー、中古カメラやレンズがズラリ。
そんなカメスズさんって一体どんなお店なんでしょうか?
今回はお店の特徴、雰囲気、こだわり。さらに写真を楽しむコツまで、部長さんにじっくりお話を聞いてきました!
現像、カメラ販売、撮影会までやる、写真のなんでも屋さん!
―突然押しかけてすみません、今日はよろしくお願いします!さっそくですがお店の特徴を教えてください。
「カメスズは写真の現像やプリント、中古カメラ・レンズ販売、撮影会、なんでも幅広くやってるお店だよ。メインは現像とプリントで、カメラやレンズを売るのは僕の中では”遊び”だけどね」
―え、遊びですか?(笑)
「気軽にカメラを楽しんでもらうためにやっていて、相場よりずっと安い値段でしか売っていないんだ。フィルムカメラなら2,000円代から取り揃えているから、電池代とフィルム代を合わせても4,000円あれば、カメラを始めることができるよ」
―4,000円!?飲み会を1回我慢すればカメラが買えるとは……!
「YACさんのように撮影会をするお客さんには、機材のレンタル、現像、プリントサービスを一式で提供する専用プランも用意しているし、展示会もやっている。写真ギャラリーとコラボしたり、横浜駅の『瓦Cafe』の壁を借りたり、元町店の壁を使って開催しているよ」
―そういえば先日、元町店にYAC本部メンバーの写真を展示させてもらいましたよね。初の試みで、とても楽しかったです!
(こんな感じでYAC×カメスズの展示会をやりました。今後も実施予定なので、近くに立ち寄った際はぜひ元町店に足に運んでみてくださいね)
スタッフも常連さんも、あたたかいお店
―お店に行くと、スタッフさん以上に詳しい常連さんが多いですよね。
「そうだね。特に元町店には詳しいお客さんが必ず一人はお店にいる。僕がお店にいるときでも『 じゃ、あとは説明よろしく!』って任せちゃったり」
―すごい信頼感。お客さん同士の交流にもなっていいですね!
「じっくりカメラの話を聞きたいなら元町店がオススメだね。お店の外に出れば被写体もたくさんあるしね」
(こちらがカメスズ元町店。中華街や元町商店街のすぐそばにあります。クラシックカメラとオールドレンズが並ぶ、落ち着いた雰囲気のお店です)
「それに、うちのスタッフもまだカメラ歴3年くらいの子が多いから、これから始める人の気持ちがわかる。それはカメスズのいいところだと思うよ」
―おぉ。初心者と同じ立場で寄り添ってくれるのは嬉しいですね!
日本一のフィルム数?!レア物も廃盤も揃う
―ところで、ずっと気になっていたんですけど、店頭に置いてあるこれは一体なんですか?
「上のフィルムガチャは、カラーネガが入ってるガチャだよ。下の圧倒的ハイリスク・ハイリターンフィルムガチャは、モノクロもリバーサルも入ってて、何が出てくるかわからない。
3分の1の確率で500円以上の当たりフィルムが出て、それ以外は270円のフィルムが出てくる。そんなお楽しみガチャだよ」
―遊び心が満載ですね。当たるまで何回もやって沼にハマりそう。
「元町店の店長は10回やって10回ともハズれてたけどね(笑)」
―(笑)。良い子のみんなはほどほどに。でもそれだけの種類のフィルム、どうやって取り揃えてるんですか?
「英語ができるスタッフが、海外のメーカーと交渉して安く仕入れてるんだ」
「レアなフィルムや廃盤になったフィルムも保管してあるから、カメスズは日本一フィルムの種類が多い写真屋だと思う。一般的な写真屋だと多くても10種類くらいだけど、うちは今120種類くらい」
―120種類!!?
すごい。フィルム業界でカメスズさんが有名というのは聞いていましたが、フィルムユーザーにはたまらないお店なんですね!
(しかも。店内にはスタッフさんが作ったフィルムごとの作例サンプル帳まで用意されてるんです。フィルム選びのときはぜひ参考に♪)
一枚一枚、撮った人の想いを表現する職人技
―カメスズの魅力がだんだんわかってきたところで、いよいよ本題に。一番の強みは現像技術だと思いますが、他店とどう違うんでしょうか?
(ぶっちゃけ、技術が進歩する今の時代どこのお店でもそこまで変わらないのでは…?(笑))
「それが違うんだよ。そもそも『現像』って何かという説明からするね。フィルムというのは光に当てるとダメになってしまうんだけど、それを光に当てても大丈夫な状態にすることを『現像』と言うんだ。デジタルでいうとRAW現像だね。現像の仕方自体は決まってて、基本的にはどこで出しても同じ」
―なるほど。
「一番の違いは、現像したフィルムをスキャンするとき。カメスズでは一枚一枚、スタッフが目で見て調整しながらスキャンするんだ。
彩度や色調、明るさ、硬さ、粒状性。お客さんがどんな雰囲気を求めてこのフィルムを選んで、このシーンを撮ったのか。一つひとつ想像しながら、やわらかい雰囲気にしたり、色味を青よりにしたり…」
-もはや職人技……!
「そこが写真屋の腕の見せ所。カメスズには専任担当がいて、長年の経験や感覚をもとに現像しているから品質は高いと自負しているよ」
(店内には「現像オーダーシート」が置いてあるのでぜひ活用しましょう)
「ちなみに、普通に何もいわずに現像に出してもお店側で『自動補正』がかかってしまうんだ。撮ったままの本来の雰囲気を見たい人は『自動補正なし』で注文するのがオススメだよ」
―なるほど。カメラとフィルムの本来の力だけでどう撮れているか見たい人は、注文の仕方も重要なんですね!
”操れない楽しさ”。それが写真の「醍醐味」
―最後に、写真屋さんならではの写真を楽しむコツってありますか?
「さっき補正の話をしたけど『いかにキレイに撮らないか』っていうのが写真の本当の面白さだと僕は思うんだ」
―ん?キレイに撮らない??
「デジタルだとキレイに撮れすぎてしまうんだよ。って、僕が何を言っているか理解できないかもしれないけど(笑)」
―???(・ω・)
(だんだん話についていけなくなる私)
「フィルムは光を取り込んでフィルムに焼き付けているから暗くてうまく撮れなかったり、ザラザラしてたりする。でも、長年写真をやっていると、そんな雰囲気まで写真に残したいと思うようになるんだ。
デジタルは感度を上げたりノイズを抑えたりする機能が山ほどついていて、最終的にキレイになりすぎてしまう。つまり『エモくない』んだ」
―なるほど!!
(フィルムカメラの知識ゼロの私に、丁寧に教えてくれる部長さん)
―Lightroomやインスタのフィルタを駆使して、いかにキレイにするかが「いい写真」だと思ってました…。
「例えば、デジタルカメラでは手ブレや被写体ブレは“失敗”だけど、フィルムカメラのブレは失敗じゃない。それも表現方法のひとつ。
それから絵画にはブレてるものなんてないでしょ? ”ブレ”っていうのも写真にしかできない表現なんだよ」
―うわぁ。これまでの写真の概念が変わりました。写真って奥が深い!
「そういうところも含めて写真を楽しんでもらいたい。カメスズなら現像も、カメラを買うのも、撮影会も、要望になんでも応えられるから、気軽に利用してくれたら嬉しいな」
―部長さん、とても勉強になりました!またぜひいろいろ教えてください!
(最後に部長さんと撮り合いっこ。ちなみに店内に並んでいるカメラはこうやって自由に試し撮りもOKです)
―あ、部長さん!一つだけお願いがあるんですが、この記事をこれから見るYACメンバーによかったら何かプレゼントいただけませんか?(無茶ぶり)
「え?そうだなぁ(笑)じゃあ……
4/15~5/14までの1ヶ月間、YAC会員限定割引キャンペーン!ということで『この記事を読んだ』で、カメラとレンズ全品20%引きします!(※委託品を除く)YACの会員ページの画面をレジで提示してね!」
(↓BANDアプリ上からこちらの画面を開いて見せてくださいね)
20%引きとはさすがカメスズさん!みんなお店へ急ぎましょうーー!
部長さん、本当にありがとうございました!!
編集後記
意気揚々とカメスズに突撃したものの、見事に返り討ちをくらってしまった私でした。笑
しかし。”いい写真”の概念が大きく変わった有意義な日になりました!みんなも写真のことで困ったことがあれば、頼れる街の写真屋「カメラはスズキ」へ行きましょう✨
YACではカメスズとコラボした「オールドレンズ撮影会」「フィルム撮影会」「展示会」などをやっています。
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