インタビュー

【私のカメラ#1】アサヒペンタックスSP|フィルムの色が好きな”ツナ”さんのカメラ

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「みんなはどんなカメラでどんな写真を撮っているのだろう…」という写真を趣味としている人なら1度でもいだくであろう疑問。プロの写真家の方を紹介する記事は多く見かけるけれど、一般の人を特集した記事というのは現状少ないんです。特にこれからスマホから一眼カメラへステップアップしようとしている人は、一般の人がどんなカメラで写真を楽しんでいるのか?という点は大いに気になると思います。また、買い替えを検討している人、純粋に他の人の使っている機材に興味がある人など多くの人にとって知りたいコトの1つでしょう。そこで、写真を通して知り合った人々に自身のカメラを紹介してもらう連載企画「私のカメラ」を今回よりスタートさせることに!

記念すべき第1回目は、レトロな風格で重厚なアサヒペンタックスSPを首から下げてYACに参加していたフィルム好きなカメラ女子のツナさんにインタビューしました。

  • 名前 : ツナ
  • 年齢 : 23
  • 出身 : 神奈川県 横須賀市
  • 仕事 : 設計事務所 / 事務職
  • 写真歴 : 3年

使っているカメラ

  • カメラ : アサヒペンタックスSP
  • レンズ : Super Takumar 50mm F1.4

まず、アサヒペンタックスSPはどんなカメラかというと…

世界初で初めてTTL測光を採用した35ミリ一眼レフとして、1964年に発売された。F1.4の標準レンズ付きで52,000円という手頃な価格であったことから、発売と同時に大ヒット。日本光学のニコンFが20世紀を代表するプロ用カメラであるならば、ペンタックスSPは大衆機の王者と言えるだろう。

日本カメラ

とのことで、当時は大衆機として広く普及したカメラだけあって、メルカリなどで検索すると¥10,000以下で状態の良い中古品が多く販売されています。そのため、比較的入手しやすいフィルムカメラといえますね。

フィルムカメラの魅力は色

「フィルムカメラの魅力は、フィルムによって絵の味わいが異なるところで、多様なフィルムから選択するのが楽しいところです。ちなみに今日はKodakのPORTRA160を初めて使っていて、現像に出して実際に出来上がりを確認するのが楽しみなんです。」

出来上がった写真を手にとって撮影時の心境をじっくり回想させてくれるのは、フィルムカメラの醍醐味ですよね。デジタルで忘れかけている写真の楽しみ方を教えてくれているようです。

最近はポートレートの撮影も

「最近では女の子のポートレートもよく撮影しています。デジタルカメラで撮影した写真をLightroomでとにかく淡く儚い印象の写真に現像しています。」

ポートレート以外にはスナップ写真をよく撮るそうで、Instagramにはフィルム特有の絵作りを活かしたどこか懐かしい写真が多くアップされています。

今欲しいのはα7ⅲ

「今デジタルカメラはEOSkissMを使ってるんですが、オールドレンズの味わいを最大限活かせるSONYのα7ⅲが気になってます。財布と相談中です笑。」

α7の三世代目ではこれまで弱点だったバッテリー持ちも改善して、ほぼ抜け目ない性能となっています。僕の周りも結構な人数がα7ⅲを使っているし、乗り換えの検討候補としては納得です。

趣味は一人旅

「一人旅によく行くのですが、特に香川県にある小豆島が大好きです。」

半年に1度のペースで通っていたこともあるそうで、”観光地なのに何もない”のがいいとのこと。広い空の下に立つオリーブの木がゆったりとした時間の流れを感じさせてくれますね。

あとがき

akinori
 今回はアサヒペンタックスSPを使っているツナさんにお話を伺いました。小柄な方のためか一見して一眼がとても大きく見えましたが、クラシカルなフィルム一眼と服との組み合わせがよいのかとてもしっくりきていたのが印象的でした。最近では一種のブームとなっているフィルムカメラ。デジタルでは味わえない楽しみ方を教えてもらいました。ツナさん、ありがとうございました!