撮影テク

カメラストラップの端がピラピラする問題を解消する”ニコン巻”きとは?

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みなさんはカメラストラップを結ぶ際、どうやって結んでいますか?カメラの説明書に記載されている通りに結ぶと紐の末端が”ピラピラ”してなんか落ち着かないなぁ。と思ったことはないでしょうか。
それを解消するのが俗に「ニコン巻き」と呼ばれている結び方です。今回はそのニコン巻の結び方を説明します。

普通の結び方との違い

ストラップをカメラに取り付ける際は、以下の画像のような結び方をされる方が多いと思います。この結び方だと、紐の最後がピラピラしてしまい、ファインダーを覗く時に目に入ってしまう場合があります。それを解消する結び方がニコン巻きと呼ばれる結び方なんです。

なぜ「ニコン巻」と呼ばれているかですが、Nikonではこの結び方を推奨しているからで、上位機種の取説に記載されているのがこの結び方のようです。「報道巻」とも呼ばれています。

ニコン巻きの結び方

それでは、実際にニコン巻きで結んでみましょう。今回は普通の結び方からニコン巻きへ結びかえることを想定して、普通の結び方をスタートの状態とした手順で説明します。

1. 紐の端をアジャスターまで外す

まずは普通の結び方の状態で、紐の端をアジャスターから外しましょう。

普通の結び方
アジャスターまで外した状態

2. 紐の端をアジャスターに通す

次に、紐の端をアジャスターに通します。さっき外した方向とは逆方向に紐がアジャスターに通るようにしましょう。そうすることで、紐の端が内側に巻き込まれる形になり、ピラピラしなくなりました。

紐をアジャスターに通した状態

3. 留め具で紐の端を抑えて完成

留め具で紐の端を抑えた状態

あとは、留め具で紐の端を抑え込みましょう。ただし、大抵の留め具は紐3本分を留める厚みを持っていないので無理やりねじ込むと留め具が壊れるおそれもあるので、少し抑え込めてればOK。最初は紐のクセが今までの結び方でついているので、外側に紐の端が飛び出たりすることもあると思いますが、そのうちこの状態でクセがついて落ち着いてきます。

これでニコン巻きが完成です。

見た目もすっきり

ご覧のように、見た感じも紐のピラピラがなくなってすっきりしますよね。デメリットとしては、ストラップの長さ調節が少しやりにくくなる点でしょうか。とはいえ、頻繁に調節はしないと思いますので、紐の端が目に入りにくいというメリットも含めて、とてもよい結び方だと思います。

あとがき

akinori
 紐のピラピラって結構うっとうしいんですよね。手順がわかれば1分で結びかえられるので、ぜひやってみてください。
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